初日ダイブの時にショップの担当さんに「2日目のダイブはジンベエポイントに行きたいんだけど可能でしょうか?」と聞いたら
「別手配で追加料金になるけど、それで良ければご案内しますよ、追加料金は1万円です」と言われた。
エメラルドグリーンはセブ島のマクタンにショップがあって、リゾートホテル群もそこに密集しているんだけど、
ジンベエザメと泳げるポイントはセブ島の上の方、「オスロブ」という場所まで車で大移動しなくてはならないんだそう。
エメラルドグリーンの支店がサンタンダーというスミロンの近くにあるのでそこの支店で対応可能だと言う。
車の移動には最低3時間かかるので、早朝5時スタートなんだってΣ(゚Д゚)
でもせっかく来たんだから、ジンベエと泳ぎたいじゃない?
台風だってやっと抜けて海況も落ち着いてるし・・・。という事で申し込んだ。

翌朝4:30・・・大きな白いワゴン車で地元の運転手さんがお迎えに来てくれた。
彼は少ししか日本語が話せないので、カタコトの日本語と英語で何とかコミュニケーションを取って乗車。
いくつかのホテルに立ち寄ってピックアップすると、町はずれのコンビニ(ガソリンスタンドと併設)に入り、朝食として用意されていたサンドイッチを渡される。そういえば朝食付きって聞いてた。
サンドイッチはお世辞にも「美味しい」とは言えないシロモノだったけど、一応新鮮なレタスやハムが挟まっているのと、ポテサラ的なものが挟まっているポピュラーなものだったので腹を満たす。
ドリンクは各々早朝にも関わらず空いていたコンビニで購入。ついでにお菓子とかミネラルウォーターも仕入れておいた。
高温多湿にも関わらず、店内のエアコンのスイッチがOFFになっててwwwお目当てのチョコが買えなかったのが残念w
しょうがないので、プリングルスを買いました。(たぶんこれなら高温にも耐えられるはず!w)

セブ島のコンビニ

WCも済ませて、車は一路オスロブへ向けて南下です。
さあここからが本日のメインイベント!!一番の恐怖タイムです(ぇ)
セブ島の運転手さんは運転が「荒い」です。単純に「荒い」というには言葉が足りないくらい。
まるで「ジェットコースターかっ!」って勢いなんです(||゜Д゜)ヒィィィ!(゜Д゜||)

フィリピンの交通事情が大きく影響してるんだそうで。
一般的に市民が使う交通手段は相乗りバス。個人で使うのは「チャリンコタクシー」もしくは「原チャリタクシー」


これがクセモノで、人を乗せるためのカートが付いているので、車幅は軽自動車くらいある。
道の端を走行してても追い越ししないと進めない、しかもその数ハンパないorz
これを追い越すために、対向車を確認しながら一気に加速する・・・てゆうか平均速度100kmで走行してる中で、の話
写真の通り、公道と言っても片道1車線でバスがギリギリすれ違えるかどうかって道幅なんですよ・・・
そこを時速100kmで走りながら、目の前の原チャリやチャリンコを追い抜きつつ、普通に走っている一般車両さえも抜き去って
なんならトラック2台ぶち抜きとか、バスは邪魔だからどけどけーーーー!っていう勢いで突っ走ります(||゜Д゜)ヒィィィ!(゜Д゜||)

「観光バスで移動すれば良かった!」と心底後悔しました。゚(゚´Д`゚)゚。

「早朝出発でも3時間移動だから車の中で寝ればいいや」なんて甘かった!!


ガンガン追い越す。車内阿鼻叫喚

生きた心地がしないジェットコースターの中、対向車をガン見して冷や汗ダラダラかきながらどうにか到着したのは7:30・・・早ッ

運転手さんたちはここから帰りまで休憩ですって・・・そりゃ切実に全力で走るよね・・・
一刻も早く休憩したいんだもんね・・・

「事故ってないんですか?」って聞いたら
「先月あったよ、よくあるよ、ドライバーになりたての経験不足のやつ、対向車と正面衝突して全員即死だった、でもワタシダイジョブね。」

Σ(=∇=ノノヒィッッー!!

いっ生きて無事到着できてホンットに良かった!!!!!

とりあえず一息ついて・・・
ダイブショップで着替えて乗船・・・一同・・・相当疲れている(精神的に)
ボートは昨日乗ったのと同じ両脇にアームが出ているタイプ。
港が無くて、浅瀬なので、小さなゴムボートに乗せられてボート近くまで連れてってくれる。(ガンガゼとか踏むと危ないから)

全員が乗船していよいよジンベエさん!!
と思ったら、まずはスミロン島という、セブ島からほんの10分くらいで到着する小島に移動。
その付近でいきなりのご飯!www

島は観光に来た欧米系の観光客でにぎわっていた。
白い粗めのサンゴ砂に上陸して、みんなスノーケルを愉しんでいる♪
小一時間のんびりしていただろうか。ボートはいよいよジンベエポイントへ移動。

セブ島に沿ってちょっとだけ北上すると、ビーチが賑やかな場所。。。手漕ぎボートがたくさんいて、みんなオレンジ色のライフジャケットを身に着けている。。。
どうやらスノーケルでジンベエとご対面できるようだ。しかもポイントはなんと、ビーチからわずか50m~100m程度の浅瀬!!
波が穏やかな時は普通に泳いで見に来てしまう人もいて、危険なので注意して戻ってもらっているとのこと。。。

ダイビングはこのビーチの一番端の沖側からスタートして、ダイブしながらボートがたくさんいる箇所の真下まで海中移動。
実はここのジンベエさんたち、自然と集まってくるのには訳があった!

ボートの上から撒餌

ボートからオキアミという、ジンベエさんが大好物の餌を撒くのだった!!www
おかげで、海中にはたくさんのジンベエさんが大集合!!
右から左から上から後ろからとにかくワラワラ来るwww

水深わずか10m・・・ジンベエさんの体長5m以上www
彼らは船上から撒かれる餌が目当てなので、全員上を見ているwww

観光客誘致の為にオスロブにたまに現れるジンベエさんに餌をあげたら、こうして毎日ご飯タイムになると近くまで来るようになったらしいw餌付けかいっw!

とにかく、カッコイイ野生のジンベエさん(?)と一緒に泳げました♡
数年前に沖縄の残波岬で、漁の網にかかってしまったジンベエさんを保護しているという場所で潜ったことがあったけど、
沖に設置された網で囲ってある生簀のような場所に入って、同じように餌付けするシーンをダイビングしながら見た事がある。
でもその生簀がジンベエさんには狭くて、直接ジンベエさんにぶつからないように避けて潜ってたら足が攣って途中リタイアした無念な経験がありw
残波岬の水深もあるポイントだったので、深度をキープするのも忙しく、海水温も低めだったせいもあって、なんだか不完全燃焼だった!w

これはこれで楽しかったんだけどね(^o^)b

ダイビングで大物に出くわした時の感動と言うか驚愕と言うか、そういうのサイコーです(๑•`ㅂ´•́)و‎‎‎✧

最後はオスロブの亀ちゃんがお見送りしてくれました♪

ちなみに・・・
帰りも恐怖のワゴン車で移動・・・さすがに疲労困憊だったのでほんの30分くらい寝落ちしたけど、やっぱりスピードの緩急に耐えられず起床w
帰路途中の大渋滞がむしろありがたかったよ・・・(安心して寝れるからw)