ローマ滞在2日目に、アーモイタリアの観光ガイドさんに市内の歩き方を教わった私たちは、3日目は自力で観光することを決意していました。
市内を観光する為に重要なのはやっぱり「交通手段」。ローマ市内では主に「ATAC」という会社がバスや地下鉄、路面電車(トラム)を運行していて、市内を縦横無尽に移動できるようになっています。(ローマ市内路線図

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※チケットは共通
一回券:€1.5
24時間券:€7
48時間券:€12.5
72時間券:€18
7日間券:€24
※念のため金額はHPで確認してください

ホテルの近くの噴水広場から色んな方向にバスが運行していて、チケットはその付近のタバコ店などで販売しています。
早速一日券を2枚購入してハドリアヌス霊廟に向かうことに。時間はちょうど朝の通勤時刻に近かった為、乗客の大半は明らかにOL風だったりサラリーマン風の人が多い。
いくつかの停留所を過ぎたあたりで、隣に立っていた主人がノン!!』\_(・ω・`)ココ重要 と大きな声を出す。
( ‥) ン? 主人の手元を見ると、ウェストポーチの口を手で塞いでいる。
どうしたの?と聞くと、『あの女がチャック開けて財布を抜こうとした!!』
!(@д@)ひえー その犯人、バスのドアが開いたとたん逃げるように降りて人ごみに消えました。
ウェストポーチの中には細いチェーンに繋げた財布を入れてあって、もし抜かれて持ち去られそうになってもチェーンが防御してくれる予定ではあったけど、
「平然と目の前でチャックを開け始めた」そうでwww

前日、アーモイタリアの案内役の女性が「万が一スリや置き引きなどに遭いそうになったら大声で先ずは『ノン!』と言ってみてください、たいていの場合そういう連中はバスのドアが開く間際だったりすれ違いざまだったりお会計に並んでいる最中の隙を狙ってきますから、慌てて逃げます」と教わっていた主人は大声で制したそうで、おかげでスリの被害に遭わずに済みました。

乗客たちも一斉にこちらを見たけど、「あぁ観光客が狙われたのか」と大したことでもなかったかのように他人事。
自分の身は自分で守る、それがルールなんです。と言われた通りの反応でした。

≪教わった七か条≫
①公共の乗り物に乗車するときは、できるだけドア付近ではなく、中央に立って、できれば座席に座るのが良い。
②怪しい素振りをする人のそばからは離れる
③子連れであってもスリ行為を行う、複数から声を掛けられたら、何かに気を取られている間にカバンをカッターで切られたりして貴重品を取られるから相手にしない
④危険を察知したら即座に大声で『ノン!』という。刃物で人を傷つけるような行為をする犯罪はほとんど起こらないので、意思表示をはっきりする。
⑤誰に対してもにこやかに笑顔で対応するのは日本人の悪い癖。まずは疑ってかかるべし。w
⑥観光に夢中になり過ぎて周囲への注意を怠らないこと、「こいつ警戒しているな」と思われる位で普通。
⑦携帯はストラップ付で腕に巻き付けるかカバンにチェーンなどで繋げておく。カメラなども同様に「盗まれることを前提に」対応しておくべき。

おかげで、それ以降は危険な場面にも遭わず、無事に楽しい観光ができました。
皆さんも参考にしてくださいね(*´∇`*)