ローマから「TRENITALIA」、つまり特急電車に乗ってフィレンツェに移動したのは、イタリア滞在4日目。
テルミニ駅からフィレンツェまでおよそ2時間の列車移動です。

イタリアの列車はWEBで事前予約が可能です。(こちらから日本語サイトが閲覧できます)
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一等席・二等席など席種があるので、条件に合わせて予約が可能。もちろん、当日購入もできます。(ある程度の語学力が必要です)

出発の30分前には駅構内に入りましょう。自分の乗る電車が何番線に入るのか、大きな駅なので事前のチェックを怠りなく(・ω・)b

駅構内にはレストラン、カフェ、お土産屋さん、コンビニ的なお弁当を購入できるお店などが揃っています。
もちろん、観光客が多数集結する場所なので、貴重品や身の回りの物には細心の注意と警戒をして行動してください。

車内は日本でいうところの「新幹線」にとてもよく似ています。車窓からの景色も楽しみながら移動できました。
また、大きなスーツケースは吊り棚には入らないので、車輛のはじっこにあるパッケージスペースに置く必要がありますが、その際、スーツケースを盗まれたりしないように、しっかり鍵をかけて、キーチェーンなどでケージの枠に固定しておくとなおさら安心ですね。
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私はスキー板用のワイヤーロックを持って行って使いました。

2時間の快適な移動で無事にフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着。
ホテルは駅前に予約しておいたので、タクシーなどの移動は必要ありませんでしたが、テルミニ駅同様、駅前にはタクシーが多数並んでいます。
フィレンツェのタクシーは距離メーター制のようですが、空港などへの移動の場合は固定料金が導入されています。
そして、ローマと比較すると、とても安全で良心的です。ご安心くださいw

ホテルのチェックアウトを済ませて、近隣を散策。
フィレンツェでの目的は「レクター博士の足跡を辿る」ことでした。

駅前にはサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局があります。

徒歩5分ほどで見つけることができました。もちろん「ハンドクリーム」購入です!

次はヴェッキオ警部が吊るされたヴェッキオ宮殿。
駅前からMAPを頼りに移動すること10分。特異な形状から、遠目で見てもどこにあるのかわかりやすい建物です。
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宮殿前の広場にはたくさんの観光客。映画で見たようなツアー団体さんも見上げていたりして、なかなかステキな気分に浸れました。

夕食はこの広場の一角にあったイタリアンレストランで済ませることに。
イタリアではレストランの種別がいくつかあります。
1)リストランテRistorante
┗高級レストランです。星いくつ、と付くようなお店ですので、コース料理をいただく場所です。パリッと紳士淑女になってお食事してください。
2)トラットリアTrattoria
┗ちょっと高級なレストラン。やっぱりコース料理ですがリストランテよりはちょっとカジュアルです。ですがノータイでは断られる場合もあるそうです。
3)オステリアOsteria
┗気軽にわいわいガヤガヤと楽しめるカジュアルレストランです。この広場ではこのクラスのレストランでパスタ・ピザ・サラダをいただきました。
4)ピッツェリアPizzeria
┗ピザ専門店的なお店です。ピッツェリア・リストランテ、と名乗っているお店だと、ピザ以外のお料理もあるようです。

また、イタリアの夕食タイムはちょっと変わっています。
一般のイタリア人は、仕事を済ませるとまず「カフェ」や「バール」と言った場所に行って、仲間とワイワイとビールやワインを嗜んで、軽食をいただくようです。
その後、自宅に戻ってマンマ・ミーア(お母さん)やモーリエ(奥さん)の用意した食事を食べるそうな。
たまに仲間とそのままワインバーになだれ込んで飲み明かすという事も。
日本ではそんなとき、帰りにはラーメンでも食べて・・・となりますが、街中の至る所にプロシュート(生ハム)をその場でカットしてサンドしてくれる屋台があったり、バールでピザを食べ歩きできるようにカットして売っていたりします。

とにかく、食には困らないイタリア、好みの多少はあると思いますが、どのお店もおいしいです。

翌日も「レクター博士の足跡を辿る」散策です。
ヴェッキオ宮殿の裏手にはヴェッキオ橋があって、それを渡ると、映画に出てくる建物がいくつかあったりします。
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レクター博士の足跡、頑張って探してみてはいかがでしょう(*´∇`*)

また、フィレンツェにはたくさんの革製品が売られています。
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朝、大きな屋台を引いた人が多数集まってきて、広場やちょっとした路地があっという間に商店街になったりします。
シルクのストールや革のバッグ、ベルト、ジャケット、コート、ノーブランドの商品だけど、フィレンツェの革職人の腕は世界有数とも言われています。
割安で売っているけど、さらに値切ることも可能。
いくつかのお店を掛け持ちして商品を見比べて、どっちがどれだけ安くしてくれるか、調べてみたりするのも楽しかったです。

そして、路地裏を歩いていると、
「日本の有名デパートに卸しているんだよ」という「ブランドタグが付く前の商品を作っているお店」も見つかったりします。
そこでは、革ジャンが€500で購入できたりしました。そして、「取引伝票」を見せてくれて、〇越デパートが大量に発注している証拠も見せてくれたりw
「このデパートでは€2000近い金額で売ってて驚いたんだ」とカタコトの日本語交じりの英語で話してくれたりwなかなかファンキーな店主さんでした。

ローマと比較すると、安全な街だと感じます。
有名なサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂を中心に、そこかしこにドゥオーモと呼ばれる聖堂や教会があって、神聖な場所でもあるそうです。

ゆっくりと散歩しながら、お買い物や美味しい食事を楽しめる街でした。
ぜひまた訪れたいと思っています。