翌朝。ゴードンラムゼイの朝食をいただいて満腹にして出発。
(どこでも美味しいクロワッサンとカフェオレ、卵はスクランブルで、スモークサーモンやチーズ・サラミ・サラダ、ジュース類は取り放題)
あらかじめ「ヴェルサイユ宮殿のサイト(英語・フランス語)」で予約しておいたチケットを手にヴェルサイユ宮殿へ!
実はここ、入場券を購入するだけで連日長蛇の列、さらに入場するにも長蛇の列なんですって。
事前調査でそう知ったので、入場券をサイト内で予約しておいたんです。
2Dayパスポートというものを購入したんだけど、なぜか1日しか使えなかったという謎・・・
これで色々大変だったんだけど、それは後ほど。
とりあえずチケットを手に入場用の列に並ぶ。開場前だったのに既に100人以上並んでいたΣ(・ω・ノ)ノ!
列に並ぶ前に正面の門を撮影!!この景色!!漫画や映画でウットリしながら見たやつやーん!✨
行列に並ぶこと約20分、やっと入場です。
まずはWC!!wこれも並びますwww ここはTDLかっ!!w(ある意味TDLより唯一無二で世界的に人気w)
宮殿の中を歩き回るのに、いつものベルトラでガイドさんを頼んでおくべきだったとちょっと思った。
ガイドさんがいたら2Dayチケットが使えなかった理由も判明しただろうに・・・。
でも自由にのんびり歩き回りたかったので、あえて予約せずに来たわけで。初志貫徹の為にここは自力で回ってみる!
なんだかんだ言ったって所詮は公園に美術館がある上野と同等!(のはず!)
さてこれがMAP ・・・。
絵で見ただけなら大したことなさそうな気がしたけど、とんでもないことだったorz
正面の門近くには宮殿があるので、そこはすぐに回れる。(とは言え大変な人&そんじょそこらの美術館よりでかすぎる大きさ)
宮殿だけで軽く2時間かかる感じで、さらに敷地内の庭園に、敷地奥のプチトリアノンまで、となればそれはもうあんた。。。
1日じゃ全然足りないでかさ。そして歩くとか絶対ムリ!
園内には電気で走行するプチトランという電車で移動する。
もしくはレンタカー的なものもある。(2日間で両方利用したけど、電車の方が安いし圧倒的に便利)
とりあえず大宮殿を見学。
とにかくでかくて人も多いし、そこら中がキラキラしててやたら疲れる建物だったorz
考えてみたら、ここに365日×何十年も暮らさなければならない当時の王家の人々は気の毒だなと普通に思った。
窓際にドアがあって全部の部屋がそのドアを通る事で繋がっている。
内側に廊下があるわけじゃないので、全部の部屋はある意味OPENなのだ。
王の寝室にはいくつかの居室(控えの間とか遊興用の間など)を通過して行く。通れる使用人は限られていただろうし、それぞれのドア前には衛兵が警護していただろうけど、常に誰かに監視されている生活。
籠の中の鳥ってこういう事を言うんだろうな・・・。
マリー・アントワネットはこの生活に飽き飽きしてプチ・トリアノンという瀟洒な館を作ったという。わかる気がする・・・。
何不自由のない生活かもしれないけど、全部が不自由だったんだろう。
そしてこれだけ大きな敷地だけど、逆に言えば「これだけの敷地が世界の全て」であって、その塀から外に出る事はめったにできなかったわけだ。
市民がどんな生活をしていて、何に不満を持っているのかなんて、王室を取り巻く貴族たちに操られてまったく聞こえて来なかっただろうな。
窮屈で退屈で同じ景色の日々・・・
考えただけでぞっとするwww
贅沢三昧、遊興三昧だった貴族社会って習ったけど、その実態は不自由でしかなかっただろうことが簡単に想像できる建物だった。